京都府警の警察官による捜査情報の漏洩(ろうえい)事件で、捜査情報を教える見返りに知人から現金を受け取ったとして、京都府警は5日、収賄容疑で府警東山署刑事課の巡査長、池田大助被告(40)=地方公務員法(守秘義務)違反罪で起訴=を、また、現金を渡したとして、贈賄容疑で会社社長、高橋俊行被告(49)=同法違反(唆し)罪で起訴=をそれぞれ再逮捕した。
府警は2人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、池田容疑者はこれまでの調べに「(高橋容疑者から)現金を受け取った」という内容の供述をしている。
2人の再逮捕容疑は今年3~4月、池田容疑者が高橋容疑者に、逮捕予定日などの捜査情報を漏らす見返りとして、京都市内の乗用車内で現金100万円を2度、計200万円を受け取ったとしている。高橋容疑者は池田容疑者からもらった情報を基に1週間逃亡していた。
府警は池田容疑者が他にも捜査情報を漏洩していた可能性があるとして捜査を進めている。
姫野敦秀首席監察官は「大変重く受け止めている。原因を分析し、再発防止に取り組みたい」とコメントした。府警では今年、これまでに2人の警察官が逮捕・起訴され、懲戒免職となるなど不祥事が相次いでいる。
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